カナダでスポーツ観戦に行く

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北米と言えばプロスポーツのメッカ。特に野球(MLB)、アイスホッケー(NHL)、バスケットボール(NBA)、そしてアメリカンフットボール(NFL)が「4大プロスポーツリーグ」とされて絶大の人気を誇り、サッカー(MLS)もここ数年で一気に注目度を増し、その中に割って入らんとする勢いを見せ始めています。

これらのリーグに加盟する大半のチームはアメリカ国内に本拠地を置いていますが、中には一部カナダを拠点とするチームも存在して、試合当日にもなると自分が住む町のチームを応援しようと、多くのファンが試合会場に足を運んだり、スポーツバーに集まって盛り上がります。

カナダに拠点を置くプロチーム

「4大プロスポーツリーグ」では、アメリカンフットボールを除くその他の3つのプロリーグで、少なくとも1チームはカナダ国内の都市を本拠地としています。

アイスホッケー(NHL)

モントリオール・カナディアンズ
トロント・メープルリーフス
オタワ・セネターズ
ウィニペグ・ジェッツ
カルガリー・フレームス
エドモントン・オイラーズ
バンクーバー・カナックス

計7チーム

野球(MLB)

トロント・ブルージェイズ 1チームのみ

バスケットボール(NBA)

トロント・ラプターズ 1チームのみ

またこれらの他に、サッカーのプロリーグである MLS にもモントリオール・インパクト、トロントFC、バンクーバー・ホワイトキャップスの3チームがカナダから参加しています。そのうちモントリオール・インパクトには、ブラジルワールドカップで日本を苦しめたあのディディエ・ドログバ選手が昨シーズンまで所属していました。

トロントで楽しむ野球観戦

それではまずは特に日本人には親しみのある野球から。

川崎選手の人気で知名度を上げたブルージェイズ

カナダで唯一 MLB(メジャーリーグ・ベースボール)に加盟しているのがトロント・ブルージェイズ。以前は川崎宗則選手(現在ソフトバンク)が所属していたチームで、当時トロントで大人気であった事もあり、日本でも大変名の通るチームになりました。

また今年(2017年)の7月31日には、それまでヒューストン・アストロズ所属であった青木宣親選手が、期限ギリギリでのトレードを経てブルージェイズへと移籍し、今後も変わらぬ活躍を期待されています。

人気チームとの対戦が多く組まれる

メジャーリーグにはアメリカンリーグとナショナルリーグがあり、それぞれが東地区、中地区、西地区の3つのディビジョンに分けられています。同リーグで他地区に含まれるチームや、他リーグのチームとの試合も組まれますが、最も多く対戦するのは同じリーグの同じ地区に所属するチームになります(1シーズン中に19試合)。

ブルージェイズが所属するアメリカンリーグの東地区には、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスのような歴史ある人気球団も含まれており、アメリカまで足を延ばす事無くして試合観戦が楽しめます。

世界初の可動式屋根を備えた多目的スタジアム

そしてそのブルージェイズの本拠地となるのがロジャース・センター。世界で初めて可動式屋根を備えた多目的スタジアムとして1989年に開場し、当時はスカイドームと呼ばれていました。

トロントのダウンタウンに位置するためアクセスは良好で、またすぐ隣りにはCNタワーがそびえ立ち、両方を1度に楽しむスケジュールを組む事も可能です。

最大収容人数が多く席には余裕も

2017年現在、ロジャース・センターが野球の試合を開催する際の収容人数は49,282人となっていて、この数字はニューヨークのヤンキー・スタジアム(47,422人)や、ボストンのフェンウェイ・パーク(37,731人)を上回っています。

これに対し、2016年に行われた各チームのホームゲームにおける平均観客動員数を見てみると、ブルージェイズ(ロジャース・センター)が41,800人、ヤンキース(ヤンキー・スタジアム)が37,819人、レッドソックス(フェンウェイ・パーク)は36,486人であり、元より収容可能人数の多い前2球場では席に余裕がある事がわかります。対してフェンウェイ・パークではシーズンを通してほぼ満員です。

天候に左右されないドーム球場

青空の下、天然芝の球場で繰り広げられる試合を観戦するのはもちろん最高ですが、ドーム球場ならではのメリットと言えばやはり天候に左右されない点が挙げられます。特に旅行中の限られた時間で野球観戦に出かけるともなればこれは大きなプラスになります。

チケットはネット上で購入

当日券を球場で購入する事もできますが、やはりより確実なのはネット上で前もって購入しておく方法。球団公式サイト では定価での販売ながら、欲しい席をピンポイントで選択する事ができます。

エリアとその何列目かの選択さえできれば充分であるという場合であれば、その他のチケット販売サイトでは割安の価格で購入が可能になっています。対戦相手チームや、スケジュールによって値段には差があるので、両方のサイトを比較した上で購入されるのをおすすめします。

Find Baseball Tickets

ホテルの部屋から試合観戦できる

今でこそ日本にもある可動式屋根のある球場ですが、その先駆けとなったロジャース・センターにある更なる目玉と言うべきは、なんと 客室から試合観戦できるホテル がある事。それもただ遠くにある球場を眺めるというのではなく、窓が直接グラウンドに面しているので、まさに試合観戦の為にあるような部屋です。もし野球シーズン中であれば、トロント滞在には1晩でもこちらでスタジアムビューの部屋を予約したいところです。

モントリオールでアイスホッケー観戦

日本ではさほど馴染みがありませんが、カナダではわざわざ法令で「国技」に定められているスポーツの1つがアイスホッケーです(もう1つはラクロス)。

伝説のチーム、カナディアンズ

Wikipedia ではカナディアンズを以下のように紹介しています。

北米のプロスポーツの中では、野球界のニューヨーク・ヤンキースを除けば、モントリオール・カナディアンズほど伝説に彩られた歴史を持ち、成功を収めたチームは存在しない

あのヤンキースまでもが比較対象に挙げられた上で表現されるこのチーム。どれだけの栄光に満ち、どれだけ注目されるチームであるのか、想像に難くありません。

実際に NHL に最も古くから参戦するチームであり、またスタンレー・カップ(優勝チームに授与されるトロフィー)の獲得数はダントツの24回。そこに続くのがトロント・メープルリーフスの13回、デトロイト・レッドウィングスの11回である事からも、カナディアンズがまさに「伝説のチーム」と呼ばれるにふさわしい功績を残して来た事が分かります。

ルールを知らなくても楽しめる

パックがゴールに入れば1点。それは一目瞭然ですが、それ以外のルールは分からないという人が多いのではないでしょうか。もちろんルールを知る事でより楽しめるのは言うまでもありませんが、そうでなくてもアイスホッケーならではの楽しみもあります。大きさの限られたリンクで、各チームキーパーを除けば5人ずつの選手が縦横無尽に滑り回っている姿が圧巻ですし、だからこそ発生し得る衝突シーンもまたこの競技の醍醐味です。

ルールがよく分からない人の場合は、試合時間に対して大きな動きの少ない野球は退屈になってしまうかも知れませんが、アイスホッケーであればその躍動感に呑み込まれたまま、最後まで飽きずに楽しめそうです。

雨天中止の心配無用

プロホッケーともなればもう室内競技扱いですから、外で雨が降ろうと雪が降ろうと、試合が中止になる事などまずあり得ません。つまりドーム球場で行われる野球の試合と同様に、チケットさえ購入できれば、観戦に行く楽しみは必ず現実のものになります。

本拠地はベル・センター

カナディアンズのホームとなるのがモントリオール市内中心地に位置するベル・センター。上述のロジャース・センターと同じく多目的で使われており、シーズンオフにはコンサートなども多く開催されます。地下鉄の駅からすぐそばにあるだけでなく、市内随一の繁華街までも徒歩圏内にあり、マリオットシェラトン など、観光と試合観戦のどちらにも利便性が高いホテルも多く見つかります。

要注意!チケット売り切れ必至

しかしさすがは「国技」の「伝説のチーム」だけあり、カナディアンズのチケットを入手するのは大変です。ベル・センターでアイスホッケーの試合が行われる際の最大収容人数が21,273人であるのに対して、昨シーズンの観客動員数の全試合平均はなんと21,288人(NHL全体では第2位の数字)。つまり連日満員です。

ですので、試合の観戦を希望する場合は、モントリオールでの滞在日程が確定次第、一刻も早くチケットを手配する必要があります。

チケットの購入は 公式サイト や、若しくは野球観戦チケットと同じく、チケット販売サイトで是非お早めにどうぞ。

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