マイルを使って一生に一度のクック諸島に出かける

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もちろん決めつけたくはないですが、海の果て、地球の果てにあるような場所に行けるチャンスなんてそうそうありません。一度でも行けるのなら充分満足です。きっと。

ユナイテッド航空のマイルを使うととてもお得感のある目的地としてネット上で一部の人を賑わせていたクック諸島。何がお得なのかと言うと、チケットの交換に必要となるマイルが常識外のレベルに設定されている点。それもなんと、日本からの出発で往復たったの25,000マイルです。

注:ここ数年の制度改悪によりユナイテッド航空のマイル獲得は以前より難しくなっています。詳細は後述します。

どれだけ「常識外」であるのかはその他の目的地と比較すれば一目瞭然。

グアム:25,000マイル
台北:30,000マイル
バンコク:45,000マイル
ハワイ:50,000マイル
ニューヨーク:70,000マイル
ロンドン:90,000マイル

当然ですが同条件(ユナイテッド航空で貯めたマイル使用、日本からの往復、エコノミークラス利用)での比較になります。不思議に思いませんか?

東京(成田・羽田)から台北までは直行便で3時間半から4時間程度、

ニューヨークへも同じく直行便利用の場合13時間前後です。

ではクック諸島の空の玄関口であるラロトンガまでの所要時間はと言うと、成田発で乗継時間を含め最短16時間程かかります。

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Vaimaaga, Rarotonga (482244) by Robert Linsdell

それなのにどうして、ニューヨークはまだしも、台北よりも、チケットの交換に必要なマイルが少なくて済むのでしょう?

理由はユナイテッド航空の地域区分の基準にあります。それがこちら

オセアニアとして括られた中には、日本から直行便で数時間の距離にあるグアムや北マリアナ諸島(サイパン)と一緒に、遥か彼方のクック諸島にフランス領ポリネシア(タヒチ)、そしてニューカレドニア等が含まれているのです(ユナイテッド航空の本社があるアメリカの方々が地理に疎いのかどうかは知る由もありません)。どうやら日本からアメリカの領土であるグアム、サイパンまでの距離を基準に設定されているようで、オセアニアで一緒くたにされたクック諸島もたったの25,000マイルで往復できてしまうというカラクリです。

その他、チケットの交換に必要なマイル数の計算はこちらから。

では25,000マイルを貯めるのにはどこまで飛べばいいでしょうか。ひとまず飛行距離を元に話を続けます。私が先日モントリオールでランディングするのに購入した香港 - イスタンブール - モントリオールの往復で19,524マイルですから、更に5,476マイルをプラスすれば、数字上ではクック諸島に行けるだけのマイルが貯まる事になります。

実際以前であればユナイテッド航空はマイルが貯めやすい事で有名でした。しかしここ数年航空各社でマイレージプログラムの改悪が進行中で、特に米系各社がそれを率先して行なっており、ユナイテッド航空でも大半のケースで飛行距離が直接獲得マイルになっていたのを、航空券を購入するのに支払った金額によって獲得マイルが大きく左右される制度に変更されてしまいました。

とは言えユナイテッド航空は、日本国内に於いて日系各社に続き最もマイルが貯めやすい航空会社の中の1社である事には変わりありません。最近よく聞かれるようになった「陸マイラー」なる言葉がありますが、日本でもユナイテッド航空と提携するクレジットカードが発行されていて、飛行機の利用以外にクレジットカードを使う事でもマイルを貯められます。私も香港でユナイテッド航空が提携する銀行のクレジットカードを使って毎月貯めていました。

さて、話は変わってクック諸島へのルートです。

マイルこそユナイテッド航空で貯めたものでも、当社ではクック諸島までのフライトは飛ばしていません。そこで利用するのが同じスターアライアンスに加盟する航空会社のフライト。例えばニュージーランド航空。

前述の通り、成田から素直に行けば、ニュージーランド航空を利用して途中にオークランドで乗継を1回はさみ、最短では16時間程度の距離にあるクック諸島。しかしいつでも最短のコースでチケットが取れるとは限りません。かく言う私もかなり複雑なルートをとり片道で40時間近くかかります。

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このうちマイルを使って交換したチケットは日本からクック諸島への往復です。

往路 那覇 羽田 シドニー ラロトンガ

復路 ラロトンガ オークランド シドニー 羽田 那覇

(全日空・ニュージーランド航空利用)

しかし私の問題は香港から出発し、また香港に戻って来なければいけないという点にあります。もちろん香港発、ラロトンガ行きの設定でチケットを出してもらう事は可能です。ただその場合往復で45,000マイルが必要となり、日本から出発するより20,000マイルも多く必要な計算になります。よって、香港から日本までは別途チケットを購入する事にしました。

尚、マイルを使ってチケットを取る場合、少なくともユナイテッド航空では、当社で設定された地域区分を元に、出発空港、到着空港それぞれが含まれるゾーン間を飛ぶのにはマイルがどれだけ必要かを決めています。

日本は単独で1つのゾーンを形成していて、日本からオセアニアを往復するのには25,000マイルが必要ですが、必ず東京や大阪の主要空港から出発しなければいけないのではなく、地方に住んでいる人が最寄空港からまず主要空港まで国内線を利用し、そこから国際線に乗り換える事も可能です。こうする事で東京や大阪から直接出発する人より片道で1フライト、往復では2フライト分増えるものの、必要となるマイルは25,000に変わりありません。

私もこの点を利用して、香港から最も近く、普段から比較的安価なチケットが出ている那覇を出発地点として設定しました。

ここまで簡単にご案内しましたが、私が実際に旅立つのは来週に入ってからです。旅から戻ったらクック諸島がどんな場所であったのかを改めてお話したいと思います。

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