扇風機すら要らない夏

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photo credit: Geese Family via photopin (license)

モントリオールでは初めて迎えた夏。

5月の初めにはまだ芽吹いたばかりだった筈の家の前の木々も、香港で2ヶ月弱の滞在を終えて帰って来た頃には緑がわんさかと生い茂っていて、気温こそそこまで高くなかったものの、この町にも夏がやって来たのだと実感しました。その後気温は次第に上昇を続け、それまでモントリオールに対するイメージには無かった蒸し暑さを感じる日々もありました。

これまでに生活して来た中国南部や香港の夏と言えば、日本とは比較にならない湿度の高さを誇り、クーラー無くしてはとても寝つけないような夜が果てしなく続き、本来夏など好きではない私はその長い長い夏に辟易とさせられていたものです。

 

それがモントリオールでは、日中照りつける日差しこそ油断できないのですが、湿度はまだ許せる範囲内ですし、暑さで眠れないような事もこれまでほとんど経験していません。それなのに短い夏にはそろそろその終わりが見え始めています。8月も半ば、夜風にはもう何やら秋の気配のようなものが。単に気のせいなのでしょうか?

今日フランス語のクラスで先生がある質問をしました。「あなたの家にはクーラーがありますか?」と。今日授業に出た11人中、「Oui(はい)」と答えたのはわずかに2人。そこで先生がもう1度聞きました。「それでは扇風機はありますか?」この質問に対し、クーラーが無いと答えた学生全員が同じ答えでした。つまり「Non(いいえ)」です。そして私もその中の1人でした。

 

暑さに滅法弱い人や、子供が居る家庭であれば、クーラーや扇風機が必要になるかも知れません。でも私はクーラーを買うお金や電気代などはできるだけ節約したい年頃(来年には四十路に突入)。それもひとり暮らしの学生の身分ですから。それぐらいの理由でもクーラー扇風機無しでやり過ごせる程度の暑さという事です。やせ我慢している訳でもありません。実際に暑さで痩せたりもしていません、残念ながら。

今年の(も?)日本は猛暑らしいですから、こんな事を聞けば羨ましく思われるでしょうか。でも言われるんです、「その代わりにこの町の冬はとても長く厳しいですよ」って。私も何度そう言われたことか。

だけど寒いのは厚着すればいいだけだと個人的には思います。ヒートテックでも着て、極寒地用のコートとブーツで身を守ればいいです。外に出かけられなくなると言うのならば、それは日本に居ても同じ事じゃないですか?わざわざ冬の寒い時にハイキングしたりスポーツしたりする人はあまり多くない。家の中などは半袖短パンでも充分なぐらい暖かいのですし、困る事はあまり無い気がします。

そして最後に。残暑お見舞い申し上げます。

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